ホビーフラグメンツ。

フィギュアと模型と光の剣をレビューするブログ

【レビュー】カスタムライトセーバー Vader's Vault ベイダーズ・ヴォルト Ardent Elite アーデント・エリート

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オーダーをかけてから約半年。2017年第1弾となるエントリを飾るに相応しい、美しい熱量を持った逸品が届きました。カスタムライトセーバー ベイダーズ・ヴォルト Ardent Eliteのレビューです。

新年、明けましておめでとうございます。 すっかり遅くなってしまいましたが、今年も『ホビーフラグメンツ。』をどうぞよろしくお願いいたします。
手持ちのカスタムライトセーバーもこれで8本目。個人的なライトセーバーの好みの基準として、「取り回しやすく実戦向き」「ジェダイ・シスのどちらでも使える汎用性」という2つの要素があります。この点ではGCSのAscendはパーフェクトでした。今回のArdent Eliteはその2つを見事にクリアーしつつも、ベイダーズ・ヴォルトのCombat Classの中でも抜きん出た完成度を見せつけるかのような、素晴らしいクラフトワークとディテールが共存しています。



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君は希望に繋がる物語『Rogue One: A Star Wars Story』を見たか

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はい、公開されましたね。まだ見ていない人は見ておきましょう。
1年おきのスパンでSTAR WARSの新作が公開される時代。 ボサッとしていると神話に置いていかれます。


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▲今回やたらデカデカとフィーチャーされがちなデス・トルーパーさん。本編でも不気味なデスみを発揮しております。
正直ね、あんまり期待してなかったんですよ、ローグ・ワン。製作過程でシリアスすぎるとかつまらなすぎるという理由でディズニーが口を出して、長期間の追加撮影がされたり、劇伴の作曲家交代のトラブルが報じられたり。ハリウッド版GODZILLA(2014)のギャレス・エドワーズがメガホンを取ったとは言え、あくまでサイドストーリーなんだから、本筋より熱をだいぶ落としておいた方が視聴後に受けるダメージも少なかろうと。乱暴な言葉を用いると、「所詮同人作品だろう」とタカをくくっていたわけです。

ところがこの「サイドストーリー」な位置づけのローグ・ワン。蓋を開けて見れば実に「サイドストーリーかくあるべき」という、大変お行儀のよい出来に収まっていたので感心した上に、本編の至る所にオリジナルトリロジーとプリクエルトリロジーのファンサービスが詰め込まれていて、「こういうのが見たかったんだよ!」と、逆に腰を抜かす羽目に。
もはや様式美ですらある、「A long time ago in a galaxy far far away…」からの「デェーーーーン!!!!」で始まるファンファーレのカット。「これじゃあSWが始まらないじゃないか!」と観賞時に感じていた不満も、「あのファンファーレはオリジナルに譲ったのだ」と、エンディングを迎える頃に納得。サイドストーリーとしての枠をはみ出さず、且つシームレスに本筋のオリジナルトリロジーへと繋がっていく演出は、快感以外の何物でもなかったです。


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▲こちらはローグ・ワン初回視聴中の私のテンションです。
終盤にかけてぶち上がっております。個人的な印象を言えば、序盤からローグ・ワンが結成される中盤までの話はダルかった。ただ、所々に覗かせてくる「知っている顔」が出てくる度にそれがスパイスになり、話の展開につれて徐々にローグ・ワンのメンバー達の味も引き立ってくる。ドニー・イェンが演じたチアルートとその相棒のベイズは最初からキャラが引き立っていたので、この2人に関しては終始見所しかないキャラとしておいしいです。というかフォース坊主が強すぎる。
何よりこの映画、終盤からエンドロールにかけての畳みかけが凄い。
サプライズはダース・ベイダーだけかと思っていたら見事に騙されました。とんでもない伏兵が隠れていやがります。 ズルい。

あと気になったのは画面の「画作り」。やっぱりルーカスでもJ.J.でもなく、ギャレスの「画」になってるんですよね。
ハリウッド版GODZILLA(2014)がそうであったように、かなりCGを駆使したディザスター調な色が強いです。全くの別物の色という訳ではなく、episode Ⅳに連なる話としては、むしろJ.J.が手掛けたepisode Ⅶとは別次元の説得力すらあります。ここらへんはギャレスのローグ・ワンの世界がepisode Ⅲからの要素もふんだんに含んでいるので、懸け橋としてうまく機能した結果かもしれません。
そして艦隊戦やドッグファイトの描写はシリーズ最高峰のアドレナリン飛散指数。 めちゃくちゃアツいです。

それらを踏まえた上で「これが見たかったSTAR WARS」という画と、「今まで見たことのなかったSTAR WARS」の画が同時に共存しているのって、凄い離れ業だと思うんですよね。だって街の上に悠然と浮かぶスター・デストロイヤーとか見たかったでしょ?ビーチで戦うトルーパーとか見たことなかったでしょ? ただでさえ毛色の違うプリクエルとオリジナルに板挟みにされながらも、ローグ・ワンってめちゃくちゃなバランスの上に成り立っているんです。J.J.の踏襲業とは一味違う、ざっくりと切り込みながらも鮮やかに物語をつないだギャレスの妙。ローグ・ワンの真髄はそこなんじゃないか、と。

そんなローグ・ワンを最大限に楽しむためのソリューションはこちら。

・少なくともepisode Ⅳを吹き替え版ではなく字幕版で見ておけ
・そしてローグ・ワンは最初は字幕版を見ろ!
・家に帰ったらもう一度episode Ⅳを見ろ!

プリクエルとオリジナルのトリロジーの間に欠けていたパズルがカチッとハマる時、ローグ・ワンという映画は100点満点中、500000点の作品になります。 現場からは以上です。

【レビュー】グッドスマイルカンパニー 合金島風

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ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』より、俊足を誇る駆逐艦・島風が合金仕様のアクションフィギュアとなって登場。figma同様のアウトラインを保ちつつも、各所に合金パーツを採用することで、アクションフィギュアとしての剛性と質感を向上。さらに連装砲ちゃんに変形ギミックを盛り込むことで、通常とは異なるメカニカルな姿の島風へ。グッドスマイルカンパニー 合金島風のレビューです。
島風の可動物はfigmaでほぼ満足できる内容でしたが、合金島風はfigma以上に触るのが面白く、FA;G等に通じる「メカ+女の子」要素を合金仕様でかっちりとした可動にバージョンアップ。
個人的には2016年ベストバイと言っても差支えのない、非常に高い完成度に仕上がっています。

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【レビュー】ホビージャパン AMAKUNI 艦隊これくしょん -艦これ- 榛名改二

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ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』より、金剛型姉妹3番艦の榛名が、改二仕様のダズル迷彩装備で立体化。ホビージャパン AMAKUNI 榛名改二のレビューです。
既にWFやメガホビ等のイベントで複数回展示され、一時はZIN秋葉原の看板になるなど、大々的なプロモーションを経てついにリリースとなったAMAKUNI版 榛名改二。マスプロ品の榛名の立体物と言えばキューズQの榛名が代表的でしたが、意外にも改二仕様のスケールフィギュアは今回のAMAKUNI版が初。満を持しての登場です。

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【レビュー】REVIVE HGCE 1/144 ストライクフリーダムガンダム

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『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、C.E.73当時最強の性能を誇ったMS、ストライクフリーダム。ガンプラでは初期HG、MG、RG等、時代と共に様々なフォーマットでストライクフリーダムがリリースされてきた中、REVIVE名義でついに1/144スケールのHGリメイクキットが登場。HGCE 1/144 ストライクフリーダムガンダムのレビューです。
ギミックの追及と作り易さの両立を成し得た本キットに、今回は特徴的な金色の関節を際立たせるために塗装を施した他、補完的な部分塗装と小改造を追加し、簡単フィニッシュにて仕上げました。

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現役舞鶴提督の自分が『劇場版 艦これ』を観た感想

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地上波アニメで散々な評価を下され、ネットでも炎上。悪夢の最終回から1年近く。奇しくも立川シネマシティでの劇場版ガルパンの上映終了とバトンタッチするようなタイミングで、劇場版艦隊これくしょんがスクリーンで上映開始となった。

正直言って、不安でしかなかった。
これは最終回終了直後、「続編 製作決定!!」のテロップが画面に映し出された時から抱いていた不安だった。

地上波でぶっこまれた数々の傷跡。当時の事を思い出して、阿鼻叫喚の地獄絵図がスクリーンで広げられるんじゃないかと、内心ハチャメチャが押し寄せていた。直近で「この世界の片隅に」を見ていた影響もあり、ハードルはガン下げだ。早く見終えて楽になりたいとさえ願っていた。
上演直前に劇場版ネッコロが差し込まれていたら精神状態を保てなかったかもしれない。

以下は見終えた感想。核心的なネタバレは避けているのでご安心を。

■全体的な印象:テレビ版の不満要素が軒並み排除されている
さすがにあれだけ騒がれたからか、TV版の主だった不安要素はほとんど掻き消えていた。

・水上戦闘シーン
→ここは正直言って期待していい。棒立ちとさえ揶揄された水上スキー戦闘は、ターンピックが冴えわたるボトムズばりにギュンギュン動く。また、TV版では水上戦闘シーンはキャラCGが多用されていたが、劇場版ではアニメ画がベースで動いているので、違和感が消えた。

・無駄な原作台詞のぶっこみ
→跡形もなく消えた。と言うより元のゲーム内の台詞を、「このキャラならこんなこと言いそう」というような具合に、いい感じにアレンジが加えられて挿しこまれている。

・無駄なカップリングのゴリ押し
→TV版ではやたらと目についた北上と大井っちのカップリングのゴリ押しに辟易した人も多いだろうが、劇場版ではバイアスのかかったカップリング描写はなくなった。特定艦娘同士の絡みはあるが、過度な絡みにはならず、自然な域に収まっていたと思う。

・提督の存在
→敢えて姿すら見せないことで、プレイヤー自身を投影させることを目的としたTV版だったが、それが結果的に逆効果だったことは否めない。劇場版では「提督の存在すらも遠くに放り出す」ことで、提督の存在意義を掻き消すことに成功した。 ゲーム的なお話で言えば本末転倒な気もするが、観ている分には余計なノイズが減って精神衛生上大変よろしい。


さらに気になった要素を掘り下げてみよう。

■「如月」について

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TV版艦これにおいて最大の物議を醸した要素、それは彼女「如月」の扱いについてだろう。
第3話において如月は轟沈した。何と劇場版では、如月の轟沈にリカバーを入れている。 それも、「艦娘」と「深海棲艦」の関連性にまで切り込んで、アニメ版なりの「1つのアンサー」として形にまとめて打ち出している。

自分はアニメ艦これが始まる当初、深海棲艦が何のために生まれてきたのか、ゲーム中でも一切語られないその秘密が少しでも解き明かされればいいなと、期待していた。
結果は散々だった。 3話の如月の轟沈、その後の話のまとめ方、最終回。全てにおいてTV版はとっ散らかっていて、処理が雑だった。 何も解き明かされはせず、救済すらなかった。

ところが劇場版に来て、如月の轟沈をトリガーとして、深海棲艦と艦娘の関連性が一気に明らかになった。
こうなると当初の企画段階から、如月の轟沈を含めその後のリカバーの仕方まで、筋書きは成り立っていたということになる。「地上波放送で炎上した為に敢え無く救済処置を入れた」とも取れなくはないが、話の節々を掻い摘んでいくと、どうもこれは最初から既定路線上にあった展開である可能性が非常に高い。

艦これというゲームにおいて、「轟沈」、即ちプレイアブルキャラの喪失は切っても切り離せない。
TV版での轟沈描写と、その後の話の展開の仕方には首を傾げるような面があったものの、
「正面きって轟沈という要素を描き切って、劇場版で1つの答えとして形にした」姿勢には、素直に驚いたのと同時に、これが当初描きたかった「アニメ艦これ」の中心軸だったのではないかと思う。


■「吹雪」について

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アニメ艦これ第1話を覚えているだろうか。鎮守府にいきなり吹雪がやってくるシーンから物語は始まっている。
上記で明かされた深海棲艦の秘密に伴って、劇場版では吹雪の秘密が明かされる。
なぜ彼女はやってきたのか。なぜ主人公は「吹雪」だったのか。
まぁ正直に言って、その秘密が明かされる過程は冗長で、自分の好むような演出方法ではなかったが、これで「吹雪」が何者だったかが明らかになった。


■その他よかったと思った点
・冒頭で描かれる夜戦
鳥海を旗艦とした、加古・古鷹・衣笠・青葉・天龍の第8艦隊が、泊地への夜戦攻撃を仕掛けるシーンから物語が始まる。
個人的に見せ場としてのピークはこの冒頭の夜戦が最高潮だった。
天龍は別として、ここに出てくる第8艦隊の面子は、正直に言って「艦これ」というゲームの看板を背負えるようなキャッチーなキャラではない(個人的に古鷹は天使すぎて大好きなのだが)。それこそ、重巡洋艦なら愛宕や高雄の方が知名度やキャラ容姿としては上だと思う。が、第8艦隊の夜戦は、普段スポットが当たりづらい面々が大きく輝いた。天龍に至っては物凄い技をぶちかましているし、加古は終始かっこいい。なかなか気合いの入った夜戦の緊張感がピリピリと伝わってくるシーンだったので、この冒頭の夜戦は繰り返し見たいと思った。

・大和の砲撃
正直TV版の比ではない。やはり大和は最強だった。

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▲ニュアンスは異なるが、これくらいケレン味のある砲撃カットがあった。


■気になった点
・作画
全体的に劇場版クオリティなのだが、ちょっと引きになると不安定になるキャラ作画がチラホラと目についた。反面、終始長門の乳が気持ちでかめに描かれていた。

・登場艦娘の多さ
出演したはいいものの、ほぼゲスト扱いの空気になっている艦娘が多い。せっかくの劇場版なんだから、せめて見せ場くらいあってもよかったのでは。逆に大鳳に至っては、TV版最終回に突然出たにも関わらず、劇場版では提督共々リストラ。どういうことだってばよ!

・ストーリーのテンポ
角川アニメ映画作品の全般に言えるが、話の運びのテンポがいまひとつ。メリハリは付いている方だとは思うが、やや冗長なシーンが多い。


■TV版・劇場版をまとめて括ると見えてくる1つの到達点
ゲームを少しでもプレイした人ならわかると思うが、正直「艦これ」というコンテンツ自体が、アニメ化に不向きであるかのようなゲームデザインをしている。多数のイラストレーターが手掛けた多種多様な艦娘を、アニメ用として1つの「型」に落とし込み、そこに史実を絡めたストーリー性を持たせる。考えただけで至難の業だ。のんびり日常系の話を毎週放送しておけば、それはそれで平和だったかもしれない。勿論それもアリだろう。結果的に、TV版のアニメ艦これは違った。
だが劇場版を最後にして、アニメ艦これはようやく1つの軸を見せつけてきた。 こればかりは少なくとも自分は評価したいし、TV版最終回を終えて1年越しにやっと地に足が付いたような、そんな感覚を味わった。
決して他人に向けて「よい作品」と太鼓判を押せる内容ではなかったが、待ち望んでいた答えがようやく返ってきたことを思えば、劇場に足を運んで観た甲斐はあったと思う。

【レビュー】figma プリンツ・オイゲン

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「Guten Morgen!私は重巡プリンツ・オイゲン。よろしくね!」

figma 艦隊これくしょんシリーズに、ドイツ海軍アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦の3番艦にして、ライン演習作戦をはじめ、数々の腫瘍作戦に参加しながら、終戦まで生き延びた幸運の艦が新たに登場。figma プリンツ・オイゲンのレビューです。
ゲーム内でも屈指の重巡戦力となるプリンツ。2014年の秋イベントで登場以来、その容姿とボイスで瞬く間に人気の艦娘になったものの、立体物として市販に出回る物はなく、個人的にビスマルクと並んで好きなドイツ艦なだけに、歯痒い思いをしてきました。そしてついに、ゲームでの実装から2年の月日を経てfigma化。待ちに待った甲斐のある圧倒的な可愛さで、まさにダンケダンケな内容に仕上がっています。

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