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【レビュー】イタレリ 1/35 VK4501(P) ポルシェ・ティーガー 大洗女子学園 レオポンさんチームver. 

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大戦中に様々な伝説を生んだドイツ軍戦車、ティーガーI。そのティーガーIとの開発競争に敗れ、ドイツ車のブランドで有名なポルシェが生み出した戦車がフェルディナンド・タイガー、通称ポルシェ・ティーガー。アニメ『ガールズ&パンツァー』本編では最終回直前に大洗女子学園チームに配備され、出番は少ないながらも初陣で役割破壊を果たし奮闘。劇場版ではまさかのモーターのリミッター解除で自壊するという、らしいと言えばらしい活躍を見せた、大洗女子学園チーム最強の攻撃力を保有する重戦車。イタレリ製 1/35 ポルシェ・ティーガー 大洗女子学園 レオポンさんチームver.のレビューです。

何で今更、それもよりにもよってイタレリのポルシェ・ティーガーなのか。
僕は自動車部の女の子が大好きで、ポルシェ・ティーガーが1番好きな戦車だからです。

↓続きはこちら↓


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▲そもそも大洗女子学園仕様のポルシェ・ティーガーを組もうとするとかなりの労力が必要になるという話。
フェルディナンド・タイガー、通称ポルシェ・ティーガーと謳っておきながら、しかしその実態はただのVK4501(P) 試作重戦車。恐らく現在巷で一番手に入れやすいポルシェ・ティーガー(以下P虎)のキットと言えば、かの悪評名高いプラッツのガルパン仕様のP虎。ガルパン特需効果の乗っかりで発売されたプラッツのキットの中身はドラゴン製、つまり大戦中に実戦投入された量産型フェルディナンド・タイガーがモデル。ところが大洗女子学園チームを支えた技術屋集団・自動車部のレオポンさんチームの駆るP虎は試作型。構造自体は似通っていますが、試作型と実戦投入型ではディテールがそもそも大きく異なってくる。 もうこうなってくると埒が開きません。実戦投入型をベースにレオポンさんチーム仕様を完全再現しようとすると、相当に骨が折れる。そこで妥協点と折り合いを付けると、イタレリ製1/35のフェルディナンド・タイガーをベースにプラッツその他タミヤのエレファントあたりからパーツを拝借して相の子にしちゃうのが1つの着地点に。


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▲イタレリ製にすればすんなりいけるという話でもない(ポロロン)
まずイタレリ製フェルディナンド・タイガーは入手難易度がべらぼうに高い。そんじょそこらの模型店に置いてあるはずもなく、自分もオークションで半ばジャンク扱いになっていた物に手を出しました。当然キット自体も古くかなりの曲者。そもそもが94年ごろに発売されたエレファントのバリエーションになるので、その時点でのイタレリ製キットの評判を色々調べていくと、パーツ分割とか設計精度とかユニークを通り越してエクストリームって感じです。 普段どれだけ自分が模型に対して甘んじていたか、立ち返るという意味でもいい教材だとは思いますが、控えめに申し上げて地獄以外の何物でもないです。


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▲試作型最大の外観特徴でもあるモヒカン。
プラッツ製(しいて言えばドラゴン製)にはこのモヒカンがなく、プラ版での自作が余儀なくされる始末(後日発売されたエキスパートセットにディテールアップパーツとして同梱)。その点イタレリ製の天板は俯角制御の凸部がディテールとして最初から施してあるので、気が楽と言えば楽です。装甲板の溶接跡には無駄に気合いが入ってたりします。


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▲キューポラに至ってはツッコミどころがあり過ぎてパーツを流用拝借して補完。
元のキットのパーツだとハッチ開閉用の補助アームの尺が足りておらず非常にちぐはぐな状態になっています。で、代用パーツを用意したはいいものの、本来の仕様と向きを逆に接着してしまうお粗末具合。慣れないことはするもんじゃない(戒め)


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▲車体の上下はガイドなしで接着するも前縁が全く合わず、プラ板で大幅な修正が必要。
車体側面のフェンダーもヨガ体操の如くひん曲がっていたのにはさすがに笑いました。


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▲側面に増設された脱出用のハッチ。
もちろんプラッツ製にはこのディテール自体が存在しません。プラ板で後付けするなりして(ry


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▲ヘッドライト基部には電源コードのモールドが。
ここ、すごくないですか。パーツをカーブに合わせて素手で曲げさせるとかそういう作業を要求してくるのに、こういうディテールにこだわっちゃうっていう。感動。


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▲キット純正のポリ製キャタピラ。
「マイナスドライバーをロウソクで炙って焼き留めしろ!」 というワイルド極まりない手法が説明書に記載されていましたが、古いキットでは必須テク。さらりと車体内部の転輪パーツにも焼き留めをしろとか平気で言ってきますからね。部屋で余ってたアロマ用のお香を熱して使ったので、心なしかいい匂いがします、このP虎。


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▲車体後部。左右にそれぞれ開閉用ハッチがあるのが試作型の特徴。
当然ながらこのハッチもプラッツ版の実戦投入型にはありません。エンジン冷却気口はビシッと細かい金網モールドが施されていてここも感動。


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▲絶妙に長さが足りない後部をプラ板で延長。


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▲大洗女子校章、レオポンさんマークは素直にプラッツ版から拝借。


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▲タミヤのティーガーIとの比較。
開発競争で破れて失敗兵器扱いされたものの、ガルパン劇場版ではついに共闘。同じく遊園地で共闘したカチューシャのT-34/85ともいつか並べてみたいなぁ。


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▲殆どの戦車の装甲をアウトレンジから撃破できる56口径8.8㎝戦車砲の大火力と、強固な装甲の厚さが自慢。
そこに足回りの弱さをカバーするチート級のテック集団・自動車部が操ることで、ポルシェ・ティーガーは攻守両面で大洗女子学園チーム屈指のアタッカーとなるのだ!


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「まあ地面にめり込んだり・・・」
「加熱して炎上したり・・・壊れやすいのが難点ですけど・・・」


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「あちゃー、まーたやっちゃった。おおーいホシノー!消火器消火器ー!」


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以上、イタレリ 1/35 ポルシェ・ティーガー 大洗女子学園 レオポンさんチームver.のレビューでした。そのビジュアル、劇中での活躍、乗っている女の子達の性格と、どれを取っても自分には最高すぎて、いつかは手元に置きたかったP虎。どうせならなるべく劇中の姿に近づけたかったので、今回はイタレリ製に手を出しましたが、何なんでしょうねコレ。散々悪評が出回ってるプラッツ版の方が、プラモデルとしては明らかに完成度が高いと思います。 イタレリ製は発売当時から厳しいものがあると言われていたので、そのハードルの高さは余計にと言ったところ。恐らくプラッツ版の中に入っているドラゴン製のフェルディナンド・ティーガーは、元々世界市場向けに発売された物なので、日本限定のガルパン仕様にするとなると、色々大人の事情で噛み合わなかったんでしょうね。元のガルパン劇中での戦車データ自体が、色んな所の権利関係が影響して、敢えて実戦投入型のP虎にしなかったような気もしますが。ですがこのイタレリP虎、パーツの設計精度はお察しな感じですが、所々びっくりするようなディテールが入っていて、本当に面白いです。
そんなこんなでガルパン仕様のP虎が欲しい場合は、キットをニコイチ、あるいはサンコイチでマッシュしてしまうのが、ものすごく面倒だけどこれしか手がないというのが現状でしょう。でもやっぱりドイツ戦車はかっこいい。重厚感溢れる佇まいはどこから眺めても絵になります。
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Comment

Name - D介  

Title - 

まさか今時ここまで綺麗な画像でイタレリのポルシェ・ティーガーが拝めるサイトがあるとは思いませんでした。
私もこいつには散々苦労して作った記憶があります。まだ部屋の片隅に積んでいる在庫がありますが・・・
曲がってしまったパーツはぬるま湯につけて少しずつ慣らしていくといいですよ
2016.05.15 Sun 19:53
Edit | Reply |  

Name - べるべる  

Title - Re: タイトルなし

>>D介さん
ありがとうございます。ご指摘の通り曲がったパーツは湯船に入れて直しました…。結構苦しめられましたが、好きな戦車なので何とか形にしたかったです。
2016.05.19 Thu 22:45
Edit | Reply |  

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