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【レビュー】RG 1/144 ダブルオーガンダム セブンソード -デザイナーズカラーフィニッシュ- 

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『機動戦士ガンダム00V』に登場する7本の剣を携えたダブルオーガンダムのMSV、ダブルオーガンダム セブンソード。RG 1/144シリーズで既にラインナップされていたダブルオーガンダムに、RGサイズでフォーマットされた新武装を引っ提げて立体化。
【ガンプラEXPO2016WINTER】で先行販売され、その後2016年12月分でプレミアムバンダイで販売された限定キット、RG ダブルオーガンダム セブンソードを、今回はメカニカルデザイナーの海老川兼武さんの設定イラストに近づける形で仕上げました。RG 1/144 ダブルオーガンダム セブンソード -デザイナーズカラーフィニッシュ-のレビューです。


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▲ベースは1/100キットで発売されたダブルオーガンダム デザイナーズカラーver.のレシピを流用。
その昔、1/144ダブルオークアンタ フルセイバーをデザイナーズカラー調で作った時に使用したレシピをそのまま流用。ランナーの濃いめの成形色をより淡い色にし、海老川氏らしいタッチを出すことを意識しています。
他に行った小改造としては、アンテナのシャープ化、左半身への重心偏りを抑制するために関節補強等。素体のアドヴァンスドMSジョイントはダブルオーガンダムと共通のため、プロポーション自体は素の体型を活かしつつ、より海老川タッチに近づけるために太股部分の外装を2mm程太らせる改造を施しています。それにしても、RGのアドヴァンスドMSジョイントはつくづく塗装に向かないと実感しました。 特に可動指の小さい部品は剛性が落ちるので、乾いた後に動かすとモッキリ逝きやすいです。


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▲コバルトブルーとホワイトの割合が、このデザイナーズカラーの味の決め手。
色合いの再現は元より、ランナー成形色の素組みと比較してより緻密感を充実させることを意識。


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▲頭部。RG ダブルオーガンダムはアンテナのひさしがやや深めなのが特徴。
RGの悪い癖の代名詞とも言える頭部スリットの別パーツ化による開口ですが、一度埋めてから掘り直しています。 RGらしさが少々経減った気もしますが、独特の違和感もそれに伴って緩和したかと。


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▲機体各所のGNコンデンサーにはクリアーパーツを使用。


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▲肩のGNドライブ、GNバスターソードIIマウント基部のコンデンサーは非回転。
MGやMETAL BUILDには搭載されていたギミックですが、RGではオミット。あった方が絶対にいいギミックですが、1/144サイズで搭載するとなると、バスターソードIIの重みにパーツが耐え切れずヨタヨタになる気もするので、オミットは賢明か。


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▲GNドライブ基部は跳ね上げと前後への回転に対応。


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▲首元は干渉するパーツもなく前後左右へと大きく可動。


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▲アドヴァンスドMSジョイント関節により、肘・肩共に自由な可動域を確保。
肩アーマーの外れやすさはこのキットの元からの性格なので、塗装したことにより若干外れやすさは解消されています。


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▲上半身の屈みこみはやや控えめながらも、大きく仰け反り姿勢を取らせることが可能。腰の回転も十分な域。


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▲股関節は大きく開脚。膝から足首にかけてもRGとして誇れる可動性能。


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▲付属武装。
GNソードIIロング、GNソードIIショート、GNカタール×2、GNビームサーベル×2、GNバスターソードII。武装は全てHG 1/144に比べてかなり大型化してボリュームアップしています。


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▲GNバスターソードⅡ用のスタンド。
もう少し足場となる底面が広ければよかったんですが、本体だけでは到底保持できない大型武装なので、スタンドの付属は嬉しい限り。


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▲GNバスターソードⅡは展開してシールドモードに。
内部にはクリアーパーツを使用。


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▲専用アタッチメントパーツを使用してGNバスターソードⅡを腕部に装備。
背面のグリップが可動するので、マニピュレーターで保持も可能。


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▲左右非対称のMSって大好きなんですよね。
MSV出自なだけあってリボンズとの戦闘後で試験的に運用していたという設定も結構おいしい上に、オーライザーとのドッキングが不可能というハンデも男らしい。


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▲GNソードIIロング&ショート/ライフルモード。
グリップとブレード部分の回転でソードⅡロング&ショート共にライフルモードを再現。ロングはフォアグリップが展開するので両手持ちも可能。ショートはリード線でワイヤー射出を再現。


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▲GNソードIIロング&ショート。
HGよりサイズアップしたおかげで武装によりケレン味が加わった印象。


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▲GNカタール。
細身の刀身アレンジがシャープに効いています。


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▲GNバスターソードⅡ用のアタッチメントを使用することで、GNカタールも腕部に装備可能。
まるでトンファーのような戦闘スタイルに。強そう。


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▲GNビームサーベル。


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▲GNバスターソードⅡ。
巨大な武装のため、付属のスタンドの併用は必須級。しかし1/144サイズでこの迫力は唯一無二。


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以上、RG 1/144 ダブルオーガンダム セブンソード -デザイナーズカラーフィニッシュ-のレビューでした。ガンプラEXPO2016 WINTERの物販で購入したのはいいものの、普通に組んでは面白くないと思ってしばらく積んでいましたが、結局は過去に製作したクアンタフルセイバーのカラーレシピを採用することになり、結果的にRGでは初の全塗装という難業に挑むことになりました。普通のHGならば内部フレームの概念がないので問題ないのですが、RGにはアドヴァンスドMSジョイントの存在があります。MGサイズでパーツ面積と剛性に優れた内部フレームならまだしも、とにかくこのアドヴァンスドMSジョイントの可動域を殺さずに、尚且つ動かしても耐えることができるフレーム塗装というのが今回の最大の課題となりました。やはりRGというシリーズ自体が、バンダイ独自の『固定の解答』がある程度凝り固まったシリーズであるような印象を受けました。 要するにフレームの塗装に関しては「思考停止して製作できる程の自由度はないよ」、ってことなのですが。
外装の塗装に関しては、過去に一度使ったことがあるレシピなので、より海老川氏の設定画に近づけるように意識をしました。結果としてRGならではのディテールの細かさも加わって、情報密度は上がったかなという実感があります。何と言ってもHGより遥かにサイズアップ&ディテールが増大した武装は迫力が違います。MGとも一味違う緻密なセブンソードが、この1/144サイズで手に入るってこと自体が驚きであると同時に、製作していて不思議な感覚になりました。

RGの「リアル」が、どういうベクトルで今後突き進むかはまだ未知数ですが、HGシリーズとの差別化という意味では、ディテール・緻密さ・プレイバリュー、そのどれもが一段も二段も別の次元に存在しているシリーズであることは確かなようです。そしてその「リアル」もまた、上手い下手は別にして「モデラーの手によって昇華できて然り」だと思うんですよね。
要するに「本物」は自分の手で再現できるし、今回取り上げたRGシリーズは、バンダイが前提としてレールを敷きつめていてくれている「嘘のような本物」で、バンダイなりの「リアル」という言葉への「1つの解答」を凝縮したシリーズだと個人的には捉えています。毎度の如く空けられる顔のスリットの開口も、経年にはめっぽう弱いアドヴァンスドMSジョイントも、どれもこれも全てバンダイ君の出した解答なんです。ならばユーザーの受け取り方も、もっと多様化してもいいんじゃないかと。やれ説明書通りに作ってバンダイの凄さを実感できるのがRGというシリーズ、ってだけではつまらない。今後RGがその多様性を難なく受け止める懐の深さみたいなものを手に入れたならば、それはそれで既存のどのシリーズとも違って味わい深いラインナップになるのではないかと思います。
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Comment

Name - 名無しさん  

Title - 

かっこいいです。ポーズも決まっていますね、いいものを魅せてもらいました。
管理人さんの仰るとおり、RGはコンセプトという点でも他のシリーズとはちがうと思います。モデラー泣かせのシリーズというのは共感します。
2017.02.10 Fri 19:22
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