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【レビュー】マックスファクトリー 大和改 重兵装Ver. 

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グッドスマイルカンパニーがリリースする、通常ラインナップとは一際違ったこだわりシリーズ“ワンホビセレクション”。その第2弾として発売されたのは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』より、日本海軍が建造した最後の軍艦にして世界最大級の超弩級戦艦。マックスファクトリー 大和改 重兵装Ver.のレビューです。
今年に入って一眼レフを新調したり、撮影背景用のデコラも用意したりと、自分の撮影環境周りを一新させてきましたが、それも全てこの「大和改」を、万全の状態で撮影したかったために準備してきたようなものでした。度重なる延期を経てついに手元に届いた大和。『艦隊これくしょん』の顔にして最強の名に相応しい彼女の、マスプロのスケールフィギュアとしては初となった立体物になりましたが、渾身の逸品になっていると思います。

↓続きはこちら↓


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大和改 重兵装Ver.
発売時期:2015年6月 ワンホビセレクション限定アイテム
販売価格 18,333円 (税抜)
原型製作/シャイニングウィザード@沢近
1/8スケール

2ヶ月の延期を経て、同時発売の「軽兵装Ver.」と共にリリースとなった「重兵装Ver.」。「軽兵装Ver.」と異なり、ワンホビセレクションらしさを強調してか、白地に金色の装丁がシンプルな高級感を装う大きな外箱で届きました。お値段こそ張りますが、ベテラン原型師のシャイニングウィザード沢近氏の手による大和のスケールが手に入るとなれば、期待値は嫌がおうにも上がります。


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まずは軽兵装状態の大和から。重兵装Ver.と銘打ってはいますが、髪の毛パーツの差し替えと艤装の脱着によって、一般販売の軽兵装Ver.も再現できるのが利点。元イラストを手掛けたしずまよしのり氏のタッチを残しつつ、大和のおすましした姿が存分に楽しめます。


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顔周り。アイプリに僅かながらテカりがあったのが気になりましたが、他は至って高水準。元絵の雰囲気を崩さないシャイニングウィザード沢近氏の原形術は健在で、肌の色も理想的。顔の輪郭もしずま氏のタッチを感じられてとてもいいです。


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頭部の桜の花びら。もう少し花びら1枚1枚が高精細な造形だとなおよかったんですが、傍から眺める分には十分な仕上がり。


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髪飾りの電探。金の注連縄が美しいです。


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女の子ポイントが高い肩の露出と仕草。やわらかそうな肩の肌と腋の締まり具合がそそります。首元の菊紋様と豪華なネクタイにも注目。


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徹甲弾パッド疑惑が晴れないながらも超弩級なボリュームを誇る胸元。肩のつつましやかなしぐさとは対照的に、乳首の先端の造形が物凄くエッチ。


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大和を象徴するアクセサリーの電探傘。赤の色合いも程よく、内側の再現も抜かりがありませんが、手に持たせるには少々厄介で繊細な構造のため、破損しないように注意が必要。


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指先のネイルもしっかりと再現。


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ダイナマイトバディな上半身と大和撫子な雰囲気を醸し出す腰のくねりのギャップが美しいです。


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おすまし座りした膝元。太ももに装備された九一式徹甲弾、そして大和改の証でもある「非理法権天」の文字も抜かりありません。お股に挟んだ左手の仕草が物凄く意味深。


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スカートの左右のスリット。清楚な佇まいの中にこういうドキッとするような意匠が盛り込まれているのも大和の魅力。


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流麗なラインのロングポニーテールはシャープ且つ繊細な造形。


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お座り姿で普段は見えないお召し物は、とんでもない食い込み具合。敢えてお尻側の布地を作り込まないことで食い込みの凄さを再現してきている姿勢に、ただならぬ拘りを感じます。


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鑑賞アングルはやや限定されがちですが、軽兵装状態だけでもこの情報密度。


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そして重兵装Ver.の面目躍如たる付属品の巨大な艤装。凄まじい造形のディテールです。過去にAGP等で大和の艤装は再現されてきましたが、それらとは比較にならない程の情報量を備えています。


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3基の46cm三連装砲は砲塔基部が回転、左右の砲塔は傾斜角度も調節可能。残念ながら砲身は独立可動しません。


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砲塔に設置された25ミリ三連装機銃もしっかりと再現。


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背部煙突部の緻密なディテール。


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接続アーム部分。大和の腰に合わせるように接続するため、完全に固定されるわけではありません。


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15.5cm三連装副砲も基部が回転。


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大和改でより強化された対空性能は、左右6門の12.7cm連装高角砲によるもの。


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重兵装Ver.専用の台座。水を模したクリアーブルーの部分はプラビニールのような柔らかい素材で、その下に円形のクリアー台座をサンドイッチするような形で設置します。桜の花びらは3種類付属し、任意の位置に舞い散らせることで、しずま氏描き下ろしイラストの情景を再現可能。ただし花びらはよく台座の隙間から下に落ちたりするので、動かす際にはどこかに吹き飛んでいかないように注意が必要です。


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待望の重兵装状態。重兵装時はポニーテールを専用の物に差し替えます。この状態にもっていくまでにかなりの手間がかかりますが、圧倒的ボリュームと情景に感動。


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台座は膝元の上部だけ蓋のような形状になっていて、ここが若干しっかり収まらず、よくずれます。ビニール状の素材なだけに仕方のない部分かも知れませんが、大和本体との干渉を考えると、こちらの柔らかい素材の方がいいかもしれません。桜の花びらをポニーテールの周囲に散らせることで、なかなか情緒のある雰囲気が出ます。


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元イラストの表情角度がよすぎるせいで、決めアングルはだいぶ固定されてしまいますが、それを差し引いてもこの存在感は格別です。


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春深く ”海”の輪郭を ぼかして行き過ぎて 舞い戻る ――。


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以上、マックスファクトリー 大和改 重兵装Ver.のレビューでした。気になる点もちらほらあり、発売延期も重ねましたが、その実やはり「待っていた甲斐があった!」と言わしめる完成度。軽兵装Ver.も楽しめるというアドバンテージを持ちながらも、やはりせっかく飾るなら重兵装姿でディスプレイして、圧倒的な大和の美しい姿を存分に楽しみたいところ。その展示場所すら確保するのに一苦労しそうなボリュームに酔いしれ、「大和を迎えたは良いけど資材消費が激しすぎて扱いきれない!」というゲーム本編での苦労もリアルに味わえる快作。お値段が張る分の満足度は十分に詰まっています。この規模で次は武蔵が控えているので、2人同時に並べた時の迫力を考えると、今からでも展示スペースを確保した方がよさそうな気がします。最後に言いたいのは、大和は美しい艦だったということ。実にすばらしい逸品でした。
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